ラグジュアリー テキスタイル ラボラトリー プラットフォーム

イノベーションと信念の出会い

Lanificio Zegna(ラニフィーチョ ゼニア)
1910年に設立されたゼニア服地工場であるLanificio Zegna(ラニフィーチョ ゼニア)は、会社の成功の支柱です。同工場の世界トップレベルのテキスタイルは、世界にその名をとどろかせています。ゼニア家では四世代にわたり、科学と自然、クラフトマンシップとテクノロジーを注意深くバランスさせることで、テキスタイル業で成功を収めてきました。そのことから、この服地工場はより軽量かつなめらかで洗練された、しかもパフォーマンスと機能性に優れたメンズファブリックの先駆者であり続けています。
ここでは原材料の選別から仕上げに至るまで、生産プロセスのすべてをエルメネジルド ゼニア グループが手掛けます。北イタリア・ピエモンテにある工場では、地元の山から流れ出る川のきれいな水を、ゼニアのファブリックの洗浄に使っています。この工程により、ゼニアの服地工場のファブリックは一段とソフトに仕上がるのです。品質へのコミットメントと最新テクノロジーを活用した熟練のクラフトマンシップの補完は、脈々と受け継がれる伝統として過去と現在、そして未来をつないでいます。

Tessitura di Novara(テッシトゥーラ ディ ノヴァーラ)

Tessitura di Novara(テッシトゥーラ ディ ノヴァーラ)

2009年、エルメネジルド ゼニア グループは、高品質なシルク織物を得意とするTessitura di Novara(テッシトゥーラ ディ ノヴァーラ)社を買収しました。同社は由緒あるイタリアの製造業企業であり、1932年の創業以来、ピュアシルクなどハイエンドの天然素材ファブリックの生産における第一人者であり続けています。その比類なき品質とテキスタイルの独自性により、同社の顧客ポートフォリオには、世界的な超大物ラグジュアリーブランドが多数名を連ねています。テッシトゥーラ ディ ノヴァーラ社が有する匠の技と革新的なテクノロジーの融合により、同社はエルメネジルド ゼニア グループのラグジュアリー テキスタイル ラボラトリー プラットフォームにシームレスに統合されました。

Pettinatura di Verrone(ペティナチュラ ディ ヴェロンヌ)

Pettinatura di Verrone(ペティナチュラ ディ ヴェロンヌ)

2012年、エルメネジルド ゼニア グループはPettinatura di Veronne(ペティナチュラ ディ ヴェロンヌ)社の株式を取得し、この洗練されたファブリック会社の継続を支援しました。これにより、1960年に創業された同社の創業地である、テキスタイル産業が盛んなビエッラ地方における豊富な知見と雇用が守られました。スーパーファインウール、カシミア、ビキューナの混紡を得意とする同社では、今後も驚異的な高品質の自然素材繊維の生産を、極めて高い品質基準のもとで継続します。このことで、エルメネジルド ゼニア グループのラグジュアリー テキスタイル ラボラトリー プラットフォームがさらに強化されます。

Bonotto(ボノット)

Bonotto(ボノット)

2016年、エルメネジルド ゼニア グループはBonotto(ボノット)社の株式の過半数を取得しました。同社では、四世代にわたってイタリアのモルヴェーナを拠点にテキスタイルを製造しています。ルイージ・ボノットが1912年に創業した同名のブランドでは、低コストの大量生産に対するスローファクトリー運動を打ち出し、手作業のクラフトマンシップと伝統的な技術に重点を置いています。ボノットのファブリックの特徴は、独創的かつ実験的な面を備えていることです。同社の工場内にはボノット財団から寄せられた24,000点以上のアート作品があり、生産プロセスのアイデアの源泉となっています。また、このことでボノットは、ファッションテキスタイルのまさに「創造の源」となっています。同ブランドは、研究開発を専門に行うスタイルセンター、織物および整経工場、染色および仕上げ工場を有しています。

Dondi(ドンディ)

Dondi(ドンディ)

2019年、エルメネジルド ゼニア グループはDondi(ドンディ)社の株式の過半数を取得しました。創業50周年超を誇る同社は、メンズとレディースの高品質ジャージーファブリック製造大手です。同社の製品はすべてイタリアで生産されています。この買収により、エルメネジルド ゼニア グループのファブリックの卓越性における立ち位置が強化されるだけではなく、グループのテキスタイルのサプライチェーンにおける得意分野が大幅に広がります。

Tessitura Ubertino(テシトゥーラ ウベルティーノ)

Tessitura Ubertino(テシトゥーラ ウベルティーノ)

2021年、エルメネジルド ゼニア グループはTessitura Ubertino(テシトゥーラ ウベルティーノ)社の株式の過半数を取得し、グループのラグジュアリー テキスタイル ラボラトリー プラットフォームを強化します。同社はビエッラ(イタリア)のプラトリヴェロに拠点を置く、ハイエンドのレディース向けファブリックを得意とする有名企業です。 テシトゥーラ ウベルティーノ社は1981年に創業され、30年以上にわたってツイードやジャカードなど、プレミアム品質のファブリックを制作してきた小規模な織物工場です。現在は研究所兼テキスタイルのイノベーションハブとして、世界のラグジュアリーファッション業界にその名が知れ渡っています。

Filati Biagioli Modesto(フィラティ ビアジョーリ モデスト)

Filati Biagioli Modesto(フィラティ ビアジョーリ モデスト)

2021年、プラダ グループとエルメネジルド ゼニア グループは、ピストイア(イタリア)のモンターレに本拠を構えるFilati Biagioli Modesto S.p.A(フィラティ・ビアジョーリ・モデスト)社の株式の過半数を取得しました。同社は1世紀超にわたりカシミアをはじめとする高級繊維の生産において、他社の追随を許さない存在であり続けています。また、繊維の変換プロセスに卓越し、製造プロセス全体で完璧な品質を約束してきました。ゼニア グループとプラダ グループではこのパートナーシップにおいてビジョンを共有しています。それは、クラフトマンシップとイノベーションという「Made in Italy」のコンセプトのノウハウを保存し、価値を創出するというものです。
Cappellificio Cervo(カッペリフィーチョ チェルボ)
2018年、ゼニアグループは、イタリア・ビエラにある120年以上の歴史を持つ有名な帽子工房であるCappellificio Cervo(カッペリフィーチョ・チェルヴォ)の所有権を取得しました。カッペリフィーチョ・チェルボの名は、ビエラ地区を横断する近くの小川から取ったもので、1897年に地元の名工たちによって協同組合として設立され、その後、世界的に有名なブランドに成長しました。同社は、
1800年代の機械を保有しており、世界的に有名な高級ブランドが特に高く評価する詳細な作業工程を守っていくことができます。伝統と革新は同社の重要な要素であり、「Made in Italy」の卓越した職人技に大きく貢献しています。

By using this website, you agree to our use of cookies. We use cookies to provide you with a great experience and to help our website run effectively.