テキスタイル

カシミア

グループの創業者による糸のレガシーを継承し、当グループでは内モンゴル自治区で最もハイレベルなカシミア生産者との親密な関係を築いてきました。均質な繊維から生み出される堅牢かつ繊細なファブリックは型崩れを起こしにくく、暖かさに優れています。そうしたことから、カシミアはずば抜けてソフトな、世界屈指の高級素材となっています。
カシミアは、極めて希少かつ高価な繊維です。年間のカシミア生産量は、世界でわずか500万キログラムにすぎません。ふわふわと柔らかいカシミアのファブリックは、カシミール地方ヒマラヤ地域原産のカシミア種のヤギが冬に生やす下毛を織って作られます。この長く細い下毛は、カシミアヤギが極めて厳しい環境下で暖かさを保つためのものです。その生息地が極めて厳しい寒さの高地であることから、内モンゴル産カシミアは特に貴重とされています。この地域で産出されるカシミアの極上の品質は、繊維の細さ(14~15µ)、長さ、均質性によるものです。これらが相まって、非常にソフトな感触が生まれます。
寒さから身を守るために、カシミアヤギには2種類の毛が生えています。一つは表面を覆う、層の厚い粗毛、もう一つは肌に近い部分の短く、細く、非常に暖かい柔毛です。この柔毛は、ヤギたちの「羽根布団」として知られています。春には、山羊飼いが歯の長い特殊なクシを使い、カシミアの毛を手作業で梳き取ります。その後原毛を上記の2種類に選別し、柔毛だけを使って作られたものが本物のカシミアです。

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